昨日のブログに『グリフィス・パークと天文台』に出没するP-22と呼ばれるマウンテン・ライオンのことを書きましたが、もう少し詳しくマウンテン・ライオンについて説明しておきます。
とんでもない勘違い!
初めて友人に連れられてカリフォルニアの山でトレッキングをしたときに、野生動物のフンを見つけました。私が「何らかの野生動物がいるね?」とたずねると、友人は「ヤマネコがいるって聞いたことがあるよ」と返事をしました・・・その時は何の疑問も持ちませんでしたが、それはとんでもない勘違いだということに後で気がつきました(笑)。
住んでいるのはマウンテン・ライオンだ!
その友人と何度目かのトレッキングに行くと、サン・マテオ・キャニオン・ワイルダーネスの駐車場で掲示板を発見しました。驚いたことにそこにはマウンテン・ライオンに対する注意書きが書かれていました。
どうやら友人はマウンテン・ライオンのことをヤマネコだと思っていたようです・・・マウンテンまでは同じですが、ライオンとネコでは大違いです(笑)。
マウンテン・ライオンとは
たしかにマウンテン・ライオンと言う単語は日本語でなじみがありません。一般的に使われるとしたらマックのOS X Mountain Lionの事です。ウィキペディアで調べてみるとマウンテン・ライオンはピューマの項目に解説が書かれています・・・これで少しはマウンテン・ライオンのイメージができたと思います。
マウンテン・ライオンの剥製
南カリフォルニアのサンバーナーディーノ・カウンティにあるビッグ・ベアー・ディスカバリー・センターに行くと、マウンテン・ライオンの剥製が展示してあります(下に掲載した写真)。残念ながら頭だけが剥製で、胴体部分は毛皮なので全身のサイズはわかりません。しかし顔のサイズだけでも人間と同じくらいあるので、かなり大きいことが推測できます。
マウンテン・ライオンへの対処法
マウンテン・ライオンと人間が遭遇するケースは滅多に無いようですが、万が一のためにトップに掲載した看板の写真を訳しておきます。
もしマウンテン・ライオンに遭遇したら
- 近づいてはいけない
- しゃがんではいけない
- 走ったり、急に動いてはいけない
- まっすぐ立ち、できるだけ大きく見せること
- 子供を持ち上げ、一人の大きな人間に見せること
- もし攻撃してきたら、反撃すること
落ち着いて行動すればどの対処法も問題なさそうです。しかし最後はちょっと難しそうですが・・・ここまで状況が差し迫っているなら、やるしかないですね(汗)。
トレッキングの関連商品
書籍
メキシコ国境からカナダ国境まであるパシフィック・クレスト・トレイルを女性一人で歩いたシェリル・ストレイドの自叙伝。
DVD
上記の自叙伝を映画化したDVD。主役のシェリル・ストレイドをリース・ウィザースプーンが演じ、第87回アカデミー賞にノミネートされた作品。
英語の電子書籍(Kindle版)
南カリフォルニアのオレンジ・カウンティをハイキングする時のガイド。この一冊だけでも相当な数のトレイルが掲載されています。
Orange County, A Day Hiker’s Guide (English Edition) Kindle版