タグ: サウンドトラック

  • 実写映画『美女と野獣』のテーマ曲に歌詞がついた動画『シングアロング』で英語学習

    ディズニーの名曲と一緒に歌って英語の学習ができる動画がYouTubeにアップされています。

    『美女と野獣』のテーマ曲

    下記にリンクした動画では、ポット夫人の声優を担当したエマ・トンプソンさんが歌うバージョンに歌詞がつけられています。ゆっくりとした曲なので英語の勉強におすすめです。

    Beauty And The Beast | #ReadAlong | Disney

    https://youtu.be/NASg1IdU108

    デュエット・バージョン

    ある程度歌詞を覚えたら、他のバージョンでも歌ってみるといいでしょう。下記は映画のエンディングで使用されたアリアナ・グランデさんとジョン・レジェンドさんが歌うバージョンです。

    Beauty and the Beast (From “Beauty and the Beast”/Official Video)

    ライブ・バージョン

    ディズニーランド・パリで開催されたイベントでジョン・レジェンドさんがライブした時の動画です。イルミネーションされた『美女と野獣』のお城や、ファンタジーランドが背景に写っているので幻想的な映像になっています。

    John Legend performs Beauty and the Beast for Disneyland Paris 25th Anniversary

    『美女と野獣』のCDと楽譜

    オリジナル・サウンドトラック


    美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック – デラックス・エディション-<英語版[2CD]>

    ボーカル楽譜


    ボーカル&コーラス ミニアルバム 美女と野獣

    ピアノ楽譜


    ピアノソロ/連弾 初級 やさしく弾ける 美女と野獣

  • ディズニー『モアナと伝説の海』のテーマ曲に歌詞がついたシングアロングの動画公開

    『モアナと伝説の海』のテーマ曲『どこまでも~How Far I’ll Go~』の歌に歌詞がついたシングアロングの動画が公開されました。この曲は2017年のアカデミー賞オリジナル・ソング部門にノミネートされた名曲です。

    シングアロングについて

    ディズニーの名曲に合わせて、英語の歌詞がついた動画がシングアロングです。歌うタイミングに合わせて歌詞が表示されるので、英語の学習に最適です。

    今回のようにYouTubeにアップされるようになったのは大変ありがたいです。昔はビデオで発売されていたので、入手するのも大変だったし、曲を聞き終わったあとに巻き戻すのが大変でした(笑)。

    どこまでも~How Far I’ll Go~』のシングアロング

    今回公開されたシングアロングのバージョンは歌詞と2Dによるアニメーションで構成されています。英語学習用の映像としては少し見ずらいですが、『モアナと伝説の海』の世界観を見事に表現しています。一度歌詞を覚えてしまえば、繰り返し見るのにちょうどいい動画です。

    Moana : How Far I’ll Go | #ReadAlong | Disney

    https://youtu.be/oBX2QxThlfc

    オリジナル映像を使ったシングアロング

    映画のシーンに歌詞を付けたオリジナルバージョンも公開されています。こちらの方がシンプルに歌詞が表示されるので、覚えやすいです。また子供はこちらの方が楽しく学習できるかもしれませんね?

    Auli’i Cravalho – How Far I’ll Go (Sing-Along) (From “Moana”)

    『モアナと伝説の海』の楽譜と絵本


    ボーカル&コーラス ミニアルバム モアナと伝説の海
    出版社: ヤマハミュージックメディア


    ピアノソロ 初級 やさしくひける モアナと伝説の海
    出版社: ヤマハミュージックメディア


    Moana Read-Along Storybook & CD (英語の朗読CD付絵本)
    出版社: Disney Press

  • スーパーヒーロー・パンツマン(原題:キャプテン・アンダーパンツ)のテーマ曲公開!

    ドリームワークス・アニメーションの映画『スーパーヒーロー・パンツマン(原題:キャプテン・アンダーパンツ)』のテーマ曲が公開されました。

    ドリームワークス・アニメーション制作

    映画『スーパーヒーロー・パンツマン』は児童文学のアニメ化です。制作しているのはシュレックやカンフーパンダを作ったドリームワークス・アニメーションで、声優にはコメディアンのケヴィン・ハートさん、エド・ヘルムズさんが参加しています。

    2017年6月2日に全米公開予定ですが、日本ではドリームワークス・アニメーションの作品はDVDスルーの傾向にあります。はたして日本での劇場公開はあるのでしょうか?

    スーパーヒーロー・パンツマンのテーマ曲

    スーパーヒーロー・パンツマンのテーマ曲は、昔ながらのスーパーヒーロー番組のテーマ曲をモチーフにしています。特に『アンダー!アンダー!アンダーパンツ!』のところは超ノリノリなので、自然と記憶に残ると思います(笑)。

    “Captain Underpants Theme” Official Lyric Video | CAPTAIN UNDERPANTS: THE FIRST EPIC MOVIE

    歌詞動画となっていますが・・・

    動画には映画のシーンと共に歌詞も表示されますが、残念ながらすべての歌詞が表示されるわけではありません。ノリのいいフレーズや、理解できたところから徐々にマスターしていけば、英語の勉強になるでしょう。

    スーパーヒーロー・パンツマンとは

    アメリカの作家でありイラストレーターでもあるデイブ・ピルキーさんによる人気の児童文学が『スーパーヒーロー・パンツマン』です。日本でも5巻まで翻訳されています。

    日本語に翻訳された書籍


    ソフトカバー版スーパーヒーロー・パンツマンセット(全5巻)
    出版社: 徳間書店
    著者: デイブ・ピルキー

    英語の書籍


    Captain Underpants Collection in Full Color(英語)
    出版社: Scholastic Trade
    著者: Dav Pilkey

    映画版『スーパーヒーロー・パンツマン』のコンセプトアート画集


    The Art of Captain Underpants The First Epic Movie(英語)
    出版社: Titan Books
    著者: Ramin Zahed

  • 実写映画『美女と野獣』セリーヌ・ディオンが歌う『時は永遠に』が公開

    セリーヌ・ディオンさんが歌う『時は永遠に』のミュージック・ビデオが公開されました。実写映画『美女と野獣』のシーンが使われているので、映画の雰囲気を楽しめます。

    時は永遠に(原題:How Does A Moment Last Forever)

    『時は永遠に』は3バージョン録音されおり、セリーヌ・ディオンさん、エマ・ワトソンさん、ケヴィン・クラインさんがそれぞれ歌っています。

    セリーヌ・ディオン・バージョン

    他のバージョンは1分ほどの短い曲ですが、セリーヌ・ディオンさんが歌うバージョンは3分37秒と長いので、歌を鑑賞するために作られています。動画には英語の歌詞がついているので、英語の勉強に使えそうです。

    Celine Dion – How Does A Moment Last Forever (From “Beauty and the Beast”)

    エマ・ワトソン・バージョン

    主人公ベルを演じたエマ・ワトソンさんが歌っているバージョンです。タイトルが『時は永遠に(モンマルトル)』と名付けられています。

    How Does A Moment Last Forever (Montmartre) (From “Beauty and the Beast”/Audio Only)

    ケヴィン・クライン・バージョン

    モーリスを演じたケヴィン・クラインさんが歌っているバージョンです。タイトルが『時は永遠に(ミュージック・ボックス)』と名付けられています。

    How Does A Moment Last Forever (Music Box) (From “Beauty and the Beast”/Audio Only)

    デモ・バージョン

    作曲家アラン・メンケンさんによるデモも公開されています。

    How Does A Moment Last Forever (Montmartre) (From “Beauty and the Beast”/Demo/Audio Only)

    エマ・ワトソンさんが歌ったバージョン『時は永遠に(モンマルトル)』のデモ

    How Does A Moment Last Forever (Music Box) (From “Beauty and the Beast”/Demo/Audio Only)

    ケヴィン・クラインさんが歌ったバージョン『時は永遠に(ミュージック・ボックス)』のデモ

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    オリジナル・サウンドトラック


    美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック – デラックス・エディション-<英語版[2CD]>

    ボーカル楽譜


    ボーカル&コーラス ミニアルバム 美女と野獣

    ピアノ楽譜


    ピアノソロ/連弾 初級 やさしく弾ける 美女と野獣

  • 『カーズ/クロスロード』のテーマ曲『Ride』がYouTubeに公開

    ディズニー/ピクサー制作による長編アニメーション『カーズ/クロスロード(原題:カーズ3)』のテーマ曲が公開されました。

    テーマ曲『Ride』

    ZZ ワードさんが歌い、フィーチャリングでゲイリー・クラーク・ジュニアさんが参加しています。

    ZZ Ward – Ride (From “Cars 3″/Audio Only) ft. Gary Clark Jr.

    追記:ミュージックビデオが公開

    『カーズ/クロスロード』の映像と、ZZ ワードさんが歌う映像が編集されたミュージックビデオが公開されました。

    ZZ Ward – Ride (From “Cars 3″/Official Video) ft. Gary Clark Jr.

    テレビで公開されたライブ

    カーズのテーマ曲が公開されると同時に、アメリカの人気ダンス番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』で、ZZ ワードさんの演奏が放送されました。ちなみにダンスを踊っているのは元野球選手のデビッド・ロスさんです。

    David and Lindsay’s Jive – Dancing with the Stars

    https://youtu.be/CA4Z5fa7gog

    『カーズ/クロスロード』

    2017年7月15日に劇場公開が予定されている長編アニメーションが『カーズ/クロスロード』です。ピクサー・アニメーション・スタジオが制作した作品なので、クオリティーの高い映像とストーリーが見どころです。

    日本のディズニーは常にタイトルを独自に付け直しているので、原題は『カーズ3』ですが、日本のタイトルは『カーズ/クロスロード』となっています。

    『カーズ/クロスロード』の関連商品

    オリジナル・サウンドトラック(歌曲)


    カーズ/クロスロード オリジナル・サウンドトラック

    オリジナル・サウンドトラック(スコア)


    Cars 3 (Original Score)

    コンセプトアート画集(英語)


    The Art of Cars 3(英語)
    出版社: Chronicle Books

    朗読CDのついた英語の絵本


    Cars 3 Read-Along Storybook and CD (英語)
    出版社: Disney Press;
    著者: Disney Book Group

  • ディズニーとアメリカのダンス番組がコラボした『ディズニー・ナイト』

    アメリカのスターたちが社交ダンスで勝負をするTV番組が『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』です。今年もディズニーとコラボした『ディズニー・ナイト』が開催されました。

    ディズニー・ナイト

    『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』のオープニングがディズニー・バージョンに変更されています。今年のディズニー・ナイトは夢の国へ入っていくようなストーリーになっており、昨年よりもゴージャスです。ミッキーやドナルドが登場するだけでなく、アニメとの合成シーンもあります。

    Opening Number – Dancing with the Stars

    https://youtu.be/bDyW9rSdVDw

    『美女と野獣』のテーマでフォックストロットを踊る

    アメリカン・フットボールの選手ラッシャッド・ジェニングスさんがフォックストロットを踊ります。使用されている曲は実写映画『美女と野獣』に追加された新曲『ひそかな夢 (原題:Evermore)』で、ジョシュ・グローバンさんによるバージョンです。

    Rashad and Emma’s Foxtrot – Dancing with the Stars

    https://youtu.be/w5ylQt0UexA

    『カーズ3』のテーマでジャイブを踊る

    元野球選手のデビッド・ロスさんがジャイブを踊ります。ZZ ワードさんが歌う曲『Ride』はカーズ3の主題歌として先日公開されたばかり、ひょっとすると演奏がTVで放送さるのは初めてかも?ディズニーはプロモーションのタイミングを確実に計算していますね。

    David and Lindsay’s Jive – Dancing with the Stars

    https://youtu.be/CA4Z5fa7gog

    『モアナと伝説の海』のテーマでコンテンポラリー・ダンスを踊る

    リオデジャネイロオリンピックの体操競技で金メダルに輝いたシモーネ・バイルズさんがコンテンポラリー・ダンスを踊ります。またバックで歌っているのは『モアナと伝説の海』で主人公モアナの声優を担当したアウリィ・カルバーリョさんです。

    Simone and Sasha Contemporary – Dancing with the Stars

    https://youtu.be/rtW4JX3KXRA

    他の有名人の動画もアップされています

    ダンシング・ウィズ・ザ・スターズのYouTubeチャンネルには上記以外の有名人が踊ったシーンがアップされています。『アナと雪の女王』、『ピノキオ』、『ムーラン』、『ファインディング・ドリー』などの曲が使われているのでディズニーファンは必見です。

    ディズニーのオリジナル・サウンドトラック


    美女と野獣 – デラックス・エディション 英語版


    カーズ/クロスロード オリジナル・サウンドトラック(歌曲)


    Ost: Moana (2-disc deluxe edition)

  • ジョン・レジェンドがディズニーランド・パリで歌った『美女と野獣』のテーマソング

    ディズニーランド・パリで開催された25周年のイベントでジョン・レジェンドさんが『美女と野獣』のテーマソングを歌いました。

    『美女と野獣』のテーマソング

    2017年3月25日に開催されたジョン・レジェンドさんのライブ映像です。ディズニーランド・パリのお城の前に面した広場で『美女と野獣』のテーマソングを歌っています。

    John Legend performs Beauty and the Beast for Disneyland Paris 25th Anniversary

    イベントのフル動画

    ジョン・レジェンドさんのライブと『ディズニー・イルミネーションズ』のイベントが見れるフル動画もアップされています。素晴らしい映像に仕上がっているので、時間のある人はぜひ下にリンクした動画もチェックしてください。ディズニーランド・パリに行きたくなること間違いなしです(笑)。

    [REPLAY] L’eblouissant spectacle nocturne Disney Illuminations

    イベントの詳細

    • ピーターパンによるオープニング(タイムコード1:30から)
    • ジョン・レジェンドさんのライブ(タイムコード5:35から)
    • ディズニー・イルミネーションズ(タイムコード22:15から)

    ディズニー・イルミネーションズについて

    ディズニー・イルミネーションズは上にリンクした動画が撮影された2017年3月25日からディズニーランド・パリで開催された花火とプロジェクション・マッピングを使ったショーです。上海ディズニーランドで開催されているショー『イグナイト・ザ・ドリーム』を改良し、パリ・バージョンにしています。

    『美女と野獣』の関連商品

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    美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック – デラックス・エディション-<英語版[2CD]>

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    ボーカル&コーラス ミニアルバム 美女と野獣

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    ピアノソロ/連弾 初級 やさしく弾ける 美女と野獣

  • 『美女と野獣』の新曲『ひそかな夢 (原題:Evermore)』公開!2つのバージョンを聞き比べてみる

    野獣役のダン・スティーヴンスさんが歌う曲『ひそかな夢 』は実写映画版のために作られた新曲です。現在YouTubeに2つのバージョンが公開されています。

    新曲『ひそかな夢 (原題:Evermore)』

    ディズニーのアニメ版『美女と野獣』の音楽を手掛けたアラン・メンケンさんのが新曲『ひそかな夢 (原題:Evermore)』が作曲を担当し、ティム・ライスさんが作詞を担当しました。この曲は野獣役のダン・スティーヴンスさんが劇中で歌います。

    Dan Stevens – Evermore (From “Beauty and the Beast”/Audio Only)

    ジョシュ・グローバン・バージョン

    ディズニーのYouTubeチャンネルにはジョシュ・グローバンさんによるバージョンも公開されています。こちらの動画には映像と歌詞がついているので、英語の学習に使えそうです。

    字幕が出ない時はYouTubeの画面の右下にある設定ボタンを押し、英語を選択してください。

    Josh Groban – Evermore (From “Beauty and the Beast”/Official Audio)

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  • 『レット・イット・ゴー』にかけられた『ありのままで』の呪縛を解く方法

    ディズニー『アナと雪の女王』で使われた名曲『レット・イット・ゴー ~ありのままで~』を英語学習のために覚えようとしている人は多いと思います。しかし英語の歌詞を読むと日本語バージョンとの違いに驚くのではないでしょうか?

    はじめて歌詞を読むと『英語の意味はわかったけど、なんの話をしているのかわからない・・・』と途方に暮れてしまうかもしれません。

    プロでも解釈に困惑した『レット・イット・ゴー』

    長年ディズニー音楽を研究している谷口 昭弘さんの書籍『ディズニー・ミュージック ディズニー映画 音楽の秘密』を読むと、音楽関係者の間でも『レット・イット・ゴー』の解釈に困惑している様子がうかがえます。なので英語学習者が途方に暮れてしまうのは仕方がない事なのです。


    ディズニー・ミュージック ディズニー映画 音楽の秘密
    出版社: スタイルノート
    著者: 谷口 昭弘

    日本語バージョンは英訳ではない

    世間で『レット・イット・ゴー ~ありのままで~』が大絶賛される一方、「日本語の歌詞と映像表現が違うのではないか?」と疑問に思った人は多いと思います。実は日本語バージョンは英訳ではありません。『ありのままで』なんてエルサは言ってないし、ハッキリ言ってしまえばストーリーと日本語の歌詞は関係がありません(笑)。

    よく考えられたマーケティング

    日本映画では昔から洋画に対して日本向けのタイトルをつける風習があります。ひどいタイトルもありますが、よく考えられたタイトルをつけ、映画が大ヒットすることもあります。

    このような風習から日本のディズニー映画もアメリカの原題とは常に違うタイトルがつけられています。なので『レット・イット・ゴー』の歌詞が変えられているのも、この風習によるものだと思われます。

    サウンドトラックを変えるケースも・・・

    ちなみに日本のディズニー映画では、歌詞が変わってしまうだけならいい方です。近年は映画とは全く関係ない邦楽がサウンドトラックとしてつけられていることもあります(笑)。

    映画は期間限定で公開されるものですから、失敗は許されない一発勝負です。だからこそ日本向けにアレンジされる必要があるのでしょう。

    日本語吹替えの需要拡大

    ここまで混乱してしまった原因は日本語吹替えの需要が拡大したことによります。現在ディズニー映画を字幕版で見ることのできる映画館は東京でも数館あればいい方です。地方の映画館では、字幕版は全く見れない状況だと思います。

    映画を初めて見た時の印象は簡単に取り消すことができません。ましてや松たか子さんの歌う『レット・イット・ゴー ~ありのままで~』の歌詞は非常に良くて来ています。なので初めて英語の歌詞を読んで困惑するのは当然でなのです。

    本来のシーンとは意味が違ってしまった

    英語の歌詞を直訳すればわかるように、エルサが『レット・イット・ゴー』を歌うシーンは、エルサのネガティブな心境を歌にして語っています。そもそもエルサは『引きこもり』として育てられてきましたから、このシーンで『完全なる引きこもり』を宣言しているのです

    このシーンが重要なのはエルサが世間と断絶したことにより、他人のことはどうでもよい人間になろうとしている事です。だからこアナを追い払うのにモンスター(マシュマロウ)を使ったり、無意識の状態でアレンデール王国を冬にしてしまったことに対して最初は責任を取らないのです。

    歌詞と映像表現の一致

    英語の歌詞を頭に入れてもう一度『レット・イット・ゴー』のミュージックビデオを確認してみると、歌詞と映像表現が一致していることがわかると思います。

    エルサは深い谷を渡り、世間と断絶する瞬間に”Let it go.”と言います。また歌の最後には”The cold never bothered me anyway.”と言い放って、お城の扉を閉めるのです。乱暴に訳すならば「他人に冷たくされても、(世間とは絶縁したから)そんなの関係ねえー!」となるでしょう・・・ただしこのように訳すと、最後に「オッパッピー」と言いたくなってしまいます(笑)。

    Idina Menzel – Let It Go (from “Frozen”) (Sing-Along Version)

    スター・ウォーズに置き換えて考える

    今さら真実知っても、映像で植え付けれられてしまった印象はなかなか変えることができません。そこでエルサをスター・ウォーズのダース・ベイダーに置き換えて考えるショック療法をおすすめします(笑)。

    エルサは兵隊を殺す寸前で我に返りますが、この一線を超えて『レット・イット・ゴー』してしまったのがスター・ウォーズのダース・ベイダーです。下記の動画では『レット・イット・ゴー』の音楽に合わせてダース・ベイダーの心境を語っています。本来『レット・イット・ゴー』が持っていたシーンの危うさがどんなに深刻な問題だったのか理解できると思います(笑)。

    Star Wars Disney – Let it Flow – Let it Go Frozen Parody

    現在のディズニーは過去とは違う

    エルサをダース・ベーダーに置き換えると、かなり深いストーリーだと気がつくと思います。ジョン・ラセターさんがディズニーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任してからのディズニーアニメは、ストーリーやキャラクター設定が深く、社会的なテーマについて考えさせるように作られています。例えば映画『ズートピア』では、最初から最後まで差別や偏見をテーマにしたシーンで構成されています。

    日本のマインドセット

    日本では独自のアニメ文化によるマインドセットが浸透していること、東京ディズニーランド神話が浸透していることなどから、現在のディズニー作品を受け入れられる土壌になっていません。だからこそ日本のディズニーはポジティブな『あるがままで』を作ったのでしょう。もちろん『あるがままで』の完成度は高く、マーケティング的にも大成功だったので正しい判断だったと言えます。

    しかし、この日本のマインドセットは『レット・イット・ゴー』していい事なのか気になるところです(笑)。

    『アナと雪の女王』の書籍


    Frozen Read-Along Storybook and CD(英語)
    出版社: Disney Press


    ジ・アート・オブ・アナと雪の女王
    出版社: ボーンデジタル
    著者: チャールズ・ソロモン


    ディズニー・ミュージック ディズニー映画 音楽の秘密
    出版社: スタイルノート
    著者: 谷口 昭弘

  • 実写映画『美女と野獣』 酔っぱらいがどんちゃん騒ぎする歌『強いぞ、ガストン』公開!

    エマ・ワトソン主演の映画『美女と野獣』の劇場公開に合わせて、ガストンとル・フウが歌う『強いぞ、ガストン』のオーディオが公開されました。

    衝撃的な歌『強いぞ、ガストン』

    1992年に公開されたディズニーの長編アニメーション『美女と野獣』を見た時に衝撃をうけた歌が『強いぞ、ガストン』です。まさかディズニーアニメに酔っぱらいがどんちゃん騒ぎする歌が登場するとは思っていませんでした(笑)。

    Gaston (From “Beauty and the Beast”/Audio Only)

    斬新なキャラクター、ガストン

    ガストンは他のディズニー・ヴィランズ達とは全く異なり、悪党っぽくありません。ガストンを簡単に説明するなら「いつも飲み屋で暴れている下品なおっさんが、とうとう短絡的な殺人を起こしてしまった」と言えるでしょう。完全に憎めないガストンのキャラクター設定はリアリティがあり、ディズニーアニメーションの新たな方向性を感じました。

    実写映画で歌うのはルーク・エヴァンズさんとジョシュ・ギャッドさん

    ガストン役は『ホビット』で弓の達人バルドを演じたルーク・エヴァンズさん、そしてル・フウ役は『アナと雪の女王』でオラフを演じたジョシュ・ギャッドさんがキャスティングされています。下にリンクした『強いぞ、ガストン』を歌うシーンの動画を見れば、2人ともはまり役であることがわかります。

    “Gaston” Clip – Disney’s Beauty and the Beast

    https://youtu.be/1JG6f5_37tg

    『強いぞ、ガストン』のライブ動画

    ルーク・エヴァンズさんとジョシュ・ギャッドさんが歌い、作曲家のアラン・メンケンがピアノを演奏したライブ動画がアップされています。このライブは映画の記者会見で行われたパフォーマンスです。

    “Gaston” live – Josh Gad, Luke Evans, Alan Menken at “Beauty and the Beast” press conference

    『美女と野獣』の関連商品

    オリジナル・サウンドトラック


    美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック – デラックス・エディション-<英語版[2CD]>

    ボーカル楽譜


    ボーカル&コーラス ミニアルバム 美女と野獣

    ピアノ楽譜


    ピアノソロ/連弾 初級 やさしく弾ける 美女と野獣